「完全室内飼いだから、うちの子にマダニなんて付くわけない」そう思っていませんか? 実は、マダニは人間の服や靴、ベランダなどを経由して簡単に家の中に侵入してしまいます。
先日、我が家でも窓際のハンモックで寝ていた愛猫の首筋にマダニを発見し、青ざめました……。
今回は、同じように愛猫のマダニ対策で悩む飼い主さんに向けて、我が家で実践したマダニの見つけ方、正しい取り方の手順、そして受診の目安をメモとして共有します。

なぜ?完全室内飼いの猫にもマダニが付く理由
「外に出ないのになぜ?」と思いますよね。主な侵入経路は以下の通りです。
飼い主の服や靴: 草むらの近くを通った際、人間の服に付着してそのまま室内へ
ベランダや網戸: 近くの草木や野良猫、鳥などからベランダ経由で侵入
同居している犬: お散歩帰りのワンちゃんが連れてきてしまう
最近はSNS(InstagramやXなど)でも「室内飼いなのにマダニが付いた!」という注意喚起の投稿が増えています。他人事だと思わず、日頃からのチェックが大切です。

猫のマダニの「見つけ方」3つのチェックポイント
マダニは毛の薄い場所や、猫ちゃんが自分でグルーミングしにくい場所を好みます。我が家では以下のポイントを重点的にチェックしています。
首・耳の裏: 最も毛が薄く、マダニが吸血しやすい場所
顔の周り・あごの下
足の付け根(脇の下など)
💡 見つけるコツ 日常のブラッシングや、スキンシップで体を撫でているときに「あれ?小さなイボのような盛り上がりがあるぞ」と指先に触れて気づくケースがほとんどです。
【重要】マダニの正しい除去手順
SNSやネットのケア動画でも紹介されていますが、マダニを取る際は「絶対に無理に引っ張らない・潰さない」が鉄則です。
自宅で行う際の手順
ピンセットを準備する: 市販のマダニ専用器具(チマダニ取りピンセットなど)があると便利です。
皮膚に近い部分を挟む: マダニの根元(頭部)をしっかり挟みます。
ゆっくり外す: 決して急に引っ張らず、皮膚を傷つけないよう慎重に、少しずつ回しながら外します。
状態を確認する: 抜いたマダニの口部分が、猫の皮膚に残っていないか確認します。
消毒する: 除去した後の皮膚を、アルコール綿等で優しく消毒します。
⚠️ 注意点 猫ちゃんはワンちゃんよりも体が柔らかく、じっとしているのが苦手です。猫ちゃんが暴れて危ない場合や、少しでも不安な場合は無理をせず、すぐに獣医さんにお任せしましょう。
すぐに動物病院へ!「受診の目安」
以下のような状況であれば、自宅での処置は諦めて、すぐにかかりつけの動物病院へ連れていってください。
マダニの口(頭部)が皮膚に残ってしまった
マダニが付いていた場所が赤く腫れている(発赤・炎症)
愛猫に元気がない、熱がある、食欲がない
マダニが複数付いている
また、マダニの予防だけでなく、お腹の虫やフィラリア(犬糸状虫)の予防薬についても、この機会に獣医さんに相談しておくのが安心です。
体調の変化を見逃さない!「スマホ健康メモ」のすすめ
万が一マダニを発見した日や、駆除薬(スポットタイプなど)の対処を変えた日は、スマホのメモ帳に愛猫の様子を記録しておくことをおすすめします。
フン(便)の状態
食欲・元気の有無
毎日の飲水量
SNSでも「愛猫の健康状態を毎日スマホに記録している」という飼い主さんの投稿が人気ですが、これを続けることで「うちの子の普段の平時(健康な状態)」がハッキリ分かるようになります。
小さな異変にもすぐに気づけますし、病院で先生に説明するときもスマホの画面を見せるだけで正確に状況を伝えられるので非常に役立ちます。
まとめ:最終判断はネットに頼らず獣医さんへ
同じ猫種であっても、体質や体調、マダニに対するアレルギー反応には大きな「個体差」があります。我が家でうまくいった方法が、すべての子に100%当てはまるわけではありません。
自宅で対策を試すときは、「一度に変える要素(薬やケアの方法)を1つに絞る」と、万が一何かあったときに原因の切り分けがしやすくなります。
SNSなどの体験談はリアルでとても参考になりますが、ネットの情報だけで自己判断して様子見を長引かせるのは危険です。最終的な判断は信頼できるかかりつけの獣医さんに相談するのが、猫ちゃんにとっても、飼い主さんの心の負担を減らすためにも一番安心ですよ。
※この記事は獣医師の診断に代わるものではありません。体調に不安があるときやマダニの駆除に不安があるときは、必ずかかりつけの動物病院を受診してください。