お家でキウイを剥いているとき、愛犬が足元にじーっと熱い視線を送ってきた経験はありませんか? 「ビタミンたっぷりだし、1切れくらいなら大丈夫かな?」と迷ってしまいますよね。
結論から言うと、キウイは「皮と中央の種をしっかり取り除き」「細かく刻んだもの」を「ごく少量」であれば、ワンちゃんに与えても大丈夫な果物です。ただし、酸味や繊維が強いため、お腹が弱い子は下痢や軟便を起こしやすいというデメリットもあります。
今回は、我が家の子が2切れ目で軟便になってしまった失敗談をもとに、正しい下ごしらえ、与える量の目安、注意点をメモとして共有します!

犬に与えるキウイ — フルーツおやつのイメージ写真
結論:皮と種はNG!お腹が弱い子は下痢・軟便に要注意
キウイにはビタミンCやカリウム、タンパク質分解酵素(アクチニジン)などが含まれており、健康維持のサポートになる栄養素が詰まっています。しかし、犬に与える際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
「皮」は絶対に剥く: キウイの皮には硬い被毛が生えており、犬の胃腸では消化できません。嘔吐や消化不良の原因になるため必ず完全に剥いてください。
「中央の黒い種」も避けるのが無難: 小さな黒い種は消化されずにそのまま出てくることが多く、胃腸の弱いワンちゃんにとっては刺激が強すぎて下痢を誘発することがあります。
強い酸味に注意: キウイの酸味は、犬のデリケートな胃腸にとって刺激物になることがあります。
SNS(InstagramやYouTubeなど)のペットケア投稿でも、「初回はスプーン1杯から試すこと」「皮は絶対にむくこと」という注意書きが定番となっています。
我が家で実践した「正しい下ごしらえ」4ステップ
SNSの動画などでは、カットしたキウイをそのままワンちゃんに手渡ししている例もありますが、我が家では消化不良と警戒心を解くために以下の手順で用意しました。
皮を完全にむく: 硬い皮を厚めにむき取ります。
中央の種部分をできるだけ避ける: 中央の黒いツブツブがある部分を避け、外側の緑(または黄色)の果肉を中心に取ります。
1cm角以下(細かめ)に切る: 喉につまらせないよう、小さくサイコロ状にカットします。
初回は「小さじ1杯」だけ: アレルギーや体質に合うか確認するため、まずは味見程度に与えます。
【我が家の子の反応と失敗談】 我が家の子は最初、独特の酸味が気になったのか警戒してクンクン匂いを嗅ぐだけでした。そこで、いつものドッグフードに少量混ぜてみたところ、美味しそうに舐めるようになりました。 1切れ目は問題なかったので、調子が良さそうだと思って翌日に2切れ目を与えたところ……なんと翌朝のうんちがやや軟らかくなってしまいました。量をすぐに「小さじ1杯」に戻したところお腹は落ち着いたので、うちの子にとっては**【週に1回・小さじ1杯】**が安全な上限量だと分かりました。
犬に与えるキウイの「量の目安」と注意点
キウイは水分や食物繊維、酵素が豊富な反面、急にたくさん与えると胃腸がついていけず下痢の原因になります。
小型犬: 1回あたり小さじ1杯程度、週1回まで
中型犬: 1回あたりスプーン1杯程度まで
大型犬: 体が大きくても、1回に1/4個以上の量を与えるのは避け、おやつ程度の低頻度にとどめましょう。
⚠️ 与える際の重要な注意点
糖尿病・胃腸が弱い子: 果糖(糖分)が含まれているため糖尿病の犬や、普段からお腹を下しやすい子は与えない方が安全です。
アレルギーに注意: キウイは「口腔アレルギー症候群」を起こしやすい果物です。初めて与えた後に、口の周りをかゆがったり、赤くなったり、嘔吐・血便が出た場合はすぐに与えるのを中止して動物病院へ連れていってください。
結石の持病がある子: キウイには「シュウ酸」がわずかに含まれているため、過去に尿路結石(シュウ酸カルシウム結石)を患ったことがある子は避けた方が無難です。
毎日の体調変化を見逃さない!「スマホ健康メモ」のすすめ
同じ悩みを持つ飼い主さんのSNS記録を真似して、我が家では新しい食材やおやつを試した日、スマホのメモ帳に毎日の様子を記録しています。
試した食材(キウイなど)と与えた量・部位
フン(便)の状態や回数(軟便になっていないか)
食欲・元気の有無、飲水量
これを続けるうちに「うちの子の普段の平時(健康な状態)」の基準がよく分かるようになり、小さな異変にもすぐに気づけるようになりました。万が一、お腹を壊して病院を受診するときも、先生にスマホの画面を見せるだけで正確に状況を説明できるので本当に役立っています。
まとめ:個体差を大切に、最終判断は獣医さんへ
同じ犬種であっても、胃腸の強さや酸味への耐性、アレルギーの有無には大きな「個体差」があります。我が家の子が小さじ1杯なら大丈夫だったからといって、すべてのワンちゃんに100%当てはまるわけではありません。
自宅で新しい食材を試すときは、「一度に変える要素(食材)を1つだけ」に絞ることで、万が一お腹を下してしまったときにも原因の切り分けがしやすくなります。
ネットやSNSの体験談はとても参考になりますが、自己判断で様子見を長引かせるのは禁物です。下痢が止まらないときや、少しでも不安なとき・体調が優れないときは、かかりつけの獣医さんに相談するのが一番安心ですよ。
※この記事は獣医師 of 診断に代わるものではありません。愛犬の食事内容や体調に不安があるときは、必ずかかりつけの動物病院を受診してください。