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猫の目は暗闇でなぜ光るの?反射の仕組みとタペタム層の秘密

夜中にふと部屋の電気を消した瞬間、暗闇の中で猫の目がキラッと怪しく光って驚いた経験はありませんか?愛猫と一緒に暮らしていると、暗い廊下やベッドの脇でらんらんと輝く瞳に出会うことはよくありますよね。なぜ猫の目は暗い場所でこれほど見事に光るのでしょうか。今回は、猫の目の不思議な仕組みや光を反射させる構造の秘密、そして暗闇での見え方について詳しく解説します。

うちの子で試してみた

我が家の愛猫(3歳の成猫)でも、夜間の観察を実際に試してみました。夜11時頃、部屋の照明を完全に落として廊下のわずかな明かりだけにした状態のとき、キャットタワーの上にいる愛猫にスマートフォンの小さなライトを遠くからそっと向けてみたのです。すると、瞳の奥が黄緑色っぽくビカッと反射して、一瞬ぎょっとするほどの輝きを見せました。最初は「直接光を当てすぎて目に悪かったかな?」と少し反省しましたが、照射角度をほんの少しずらしても光を効率よく捉えて光る様子が確認できました。わずかな光を倍増させて集める能力の高さを身をもって実感した体験です。日中とは違う野生の表情を垣間見ることができ、猫の体の造りの精巧さに改めて感心しました。

猫の目が光る理由は「タペタム層」にある

猫の目が暗闇で光る最大の理由は、網膜のすぐ裏側にタペタム層(輝板)という細胞の層が存在するからです。タペタム層はまるで鏡のような役割を果たしており、目に入ってきたわずかな光を反射させて再び網膜の視細胞へと送ります。つまり、1回の光を2回活用できる非常に効率的な視覚システムになっているのです。この反射された光が瞳から外へ漏れ出て見えるのが「暗闇で目が光る」現象の正体です。暗闇での行動といえば、夜中に活発になる猫ちゃんも多いですよね。夜間に突然元気に暴れ出す理由が気になる方は、なぜねこは夜に急に走り回るの?という記事もあわせて参考にしてみてください。

猫の目の色や暗闇での見え方

タペタム層による反射光は、猫の目の色(虹彩の色)によって緑色や黄色、青色など少しずつ異なって見えます。また、猫は暗い場所での視覚に非常に優れている反面、昼間の明るい場所では視力がそれほど高くありません。暗闇を自在に歩けるのは、優れた目の仕組みだけでなく、障害物を感知するひげのおかげでもあります。目の働きと一緒に猫のひげの役割とは?高感度センサーの仕組みと切ってはいけない理由も知っておくと、愛猫の夜間の様子がより理解しやすくなりますよ。さらに、暗闇で目を光らせながらすり寄ってくる姿も愛おしいものです。近寄ってきて頭をぶつけてくるときは信頼のサインですので、猫が頭をスリスリ・ゴツンとこすりつけてくる心理とは?信頼の証と正しい対応法の解説もチェックしてみてくださいね。

猫の目の光に関するFAQ

Q. 光がまったくない完全な暗闇でも猫の目は光りますか?

いいえ、光りません。タペタム層はあくまで外から入った光を反射させる鏡のような組織なので、光が全く存在しない完全な暗黒の中では反射する光がなく、光って見えることはありません。

Q. 猫の目の写真を撮るときに注意することは?

スマートフォンのカメラのフラッシュなど、強い光を直接目の至近距離で照射するのは猫の目を傷める危険があります。撮影する際はフラッシュをオフにして、室内の柔らかい照明の下で撮ってあげましょう。

※この記事は獣医師の診断に代わるものではありません。体調に不安があるときは、かかりつけ獣医に相談してください。