愛猫のしっぽが、まるでタヌキやキツネのようにボワッと大きく膨らんでいるのを見たことはありませんか?突然の変貌に驚くかもしれませんが、これは猫が自分の感情を身体全体で表現している大切なサインです。一般的には警戒や威嚇のイメージが強いですが、実はワクワクしている時にも見られる現象です。今回は、猫のしっぽが膨らむ時の心理や理由について詳しく紐解いていきます。
うちの子で試してみた
我が家の保護猫(成猫・3歳)も、時々しっぽを太く膨らませることがあります。一番印象的だったのは、新しく買ったお掃除ロボットが突然動き出した瞬間でした。3分ほど部屋の隅で固まり、背中の毛としっぽが見事なまでにボワッと逆立っていました。最初は威嚇かと思って慌てて近づいたら、急にダッシュしてキャットタワーへ避難!落ち着かせようと強引に抱っこしようとしたところ、パニック状態だったため腕を引っかかれてしまう失敗を経験しました。興奮や恐怖を感じている時は、無理に触らず静かに見守るのが一番だと痛感した出来事です。
猫のしっぽが膨らむ主な理由と心理
猫のしっぽの毛が逆立ち、膨らんで見えるのは、立毛筋という皮膚の筋肉が収縮するためです。自律神経の働きによって起こる生理現象で、主に以下のような感情が関係しています。
1. 驚き・恐怖・威嚇
予期せぬ大きな音を聞いた時や、病院など苦手な場所に行った時に見られます。毛を逆立てて体を大きく見せることで、相手を威圧したり「こっちに来るな!」と警戒したりしているのです。この時は背中を丸め、耳を後ろに倒すポーズをとることが多いです。また、猫が夜中に突然走り回る夜の運動会の最中や、おもちゃを全力で追いかけてテンションが最高潮に達した時にも、楽しすぎて興奮のあまりしっぽが太くなります。
2. 興奮・テンションが上がっている
実は恐怖だけでなく、大好きな遊びに夢中になっている時にも膨らむことがあります。おもちゃを狙ってハンターのスイッチが入った時、アドレナリンが放出して体が臨戦態勢になるためです。
しっぽの動きでわかるその他の感情と正しい接し方
猫の気持ちを読み解くには、膨らみ方だけでなく振るスピードや向きも重要です。たとえば、床にたたきつけるように大きく振っている時はイライラや警戒のサインです。詳しくは猫がしっぽを大きく振るのはどんな気持ち?の記事でも解説しています。愛猫のしっぽが膨らんだら、原因を見極めることが大切です。恐怖や怒りで興奮している場合は、無理に抱っこしたり声をかけたりせず、猫が落ち着ける隠れ家などを確保して静かに見守りましょう。
Q. 楽しそうに遊んでいる時にしっぽが膨らむのは問題ない?
A. 全く問題ありません。獲物を追いかける感覚で興奮が最高潮に達している状態です。唸り声をあげていなければ、安全に配慮しながら思う存分遊ばせてあげましょう。
※この記事は獣医師の診断に代わるものではありません。体調に不安があるときは、かかりつけ獣医に相談してください。
