「最近、愛猫の抜け毛が山のように抜けるけれど、これって普通のこと?」 「ブラッシングを嫌がるから、毛玉を飲み込んで吐かないか心配……」と悩んでいませんか?
猫ちゃんには、季節の温度変化に合わせて毛がごっそり生え変わる「換毛期」があります。しかし、中にはストレスや皮膚の病気が原因で毛が抜けているケースもあるため、注意深く観察してあげる必要があります。
結論から言うと、「体全体の毛が均等にたくさん抜けていて、本人が元気なら換毛期の可能性が高い」ですが、「部分的にハゲている、皮膚が赤い、痒がっている」という場合は、病気やストレスのサインです。
今回は、我が家が長毛の愛猫と暮らす中で実践している「換毛期を乗り切るブラッシングのコツと、健康チェックのポイント」をブログで共有します!

猫のブラッシング — 抜け毛ケアのイメージ写真
結論:全身均等ならブラッシング強化、部分ハゲ・赤みは動物病院へ!
春(冬毛から夏毛へ)と秋(夏毛から冬毛へ)の年2回、猫の抜け毛はピークを迎えます。この時期は無理に毛を減らそうとするのではなく、正しいブラッシングの頻度を増やしてあげるのが一番の対策です。
ただし、地肌が見えるほど一部分だけ毛が薄くなっていたり、皮膚に赤みやブツブツがある場合は、換毛期ではなく皮膚炎やアレルギー、あるいはストレスによる「過剰グルーミング(自分で舐め壊してしまう行動)」の可能性があります。その場合はブラッシングを止め、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
我が家で実践している「ブラッシングと体調の観察ルール」
SNS(InstagramやYouTubeなど)のトリマーさんや獣医さんの発信を参考に、我が家で徹底しているデイリーケアと観察ポイントです。
① 換毛期は「週4回」、通常は「週2回」のブラッシング
我が家の子は長毛種(毛が長いタイプ)なので、換毛期は週に4回、それ以外の季節でも週に2回はブラッシングをしています。
ブラシの使い分け: まずは「スリッカーブラシ」を使い、毛並みに沿って優しく余分な抜け毛をかき出します(※力を入れすぎると針先が皮膚を傷つけるので注意)。仕上げに「コーム(くし)」を通し、毛先がもつれていないか、毛玉ができかけていないかを確認します。
嫌がる日は5分で終了: 猫ちゃんにとってブラッシングがストレスになっては本末転倒です。嫌がってしっぽをパタパタさせ始めたら、たとえ途中でも5分程度でサッと切り上げ、頑張ったご褒美におやつをあげて終わりにします。
② 「吐く頻度」とブラッシングの連動
猫は自分で毛づくろい(グルーミング)をした際、大量の抜け毛を飲み込んでしまいます。これが胃の中で大きな塊になると、吐き出したり、最悪の場合は腸に詰まる「毛球症(もうきゅうしょう)」という病気を引き起こします。 我が家でも、愛猫が毛玉を吐く頻度が増えた週は「ブラッシングが足りていないサイン」と捉え、回数を増やしてケアしました。おかげで、以前は週に1回は吐いていた毛玉が、今では月に2回程度にまで改善しました。 ※毛玉予防のおやつやヘアボールコントロールのフード、毛玉除去剤(ラキサトーンなど)を取り入れる際は、必ず事前に獣医さんに確認してから与えています。
③ 抜け毛+「食欲・元気」の有無をセットで見る
「毛はたくさん抜けるけれど、いつも通りご飯をモリモリ食べて元気に走り回っている」なら、単なる換毛期の可能性が高いです。 もし、「毛が抜けるだけでなく、なんとなく元気がなくて痩せてきた」「おもちゃへの食いつきが悪い」という場合は、内臓の病気や強いストレスが隠れている危険があるため、早めの検査が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q. 夏場、暑そうだからバリカンで「サマーカット(毛刈り)」してもいい? A. 我が家ではあえて毛は刈らず、丁寧なブラッシングと室内の空調管理(クールマットの設置やエアコンなど)で夏を乗り切っています。猫の被毛には、直射日光や外の熱から皮膚を守る「断熱材」のような役割もあります。安易に短く刈ってしまうと、逆に熱中症になりやすくなったり、紫外線で皮膚を痛めたりすることがあります。どうしても毛を刈る必要がある(毛玉がひどい、皮膚の治療など)場合は、自己判断せず獣医さんやプロのトリマーさんに相談するのが安心です。
Q. 短毛種の猫でも、やっぱり換毛期はある? A. 短毛種であっても、換毛期になると驚くほど毛が抜けます!長毛種のように毛玉にはなりにくいですが、抜け毛の「本数」自体は非常に多く、絨毯やソファに刺さるように溜まります。短毛の猫ちゃんを飼っている私の友人も、「春先は毎日掃除機をかけても追いつかない!」と言っていました。短毛の子も、ラバーブラシなどを使って週に1〜2回はすっきり抜け毛を落としてあげるのがおすすめです。
こんな時は動物病院へ!受診の目安
以下のような異変が愛猫の皮膚や行動に見られた場合は、換毛期の抜け毛ではありません。皮膚トラブルや心の病気の可能性があるため、動物病院を受診してください。
左右対称に毛が薄くなっている、または一部分だけ完全にハゲている
皮膚をめくってみると、赤み、フケ、湿疹(しっしん)がある、またはしきりに痒がっている
同じ場所(お腹や足など)を執拗に舐め続け、毛がハゲてしまっている(ストレス性脱毛の疑い)
毛玉を吐くような仕草をしているのに何も出ない、便秘が何日も続いている(毛球症の危険)
毎日のブラッシングと体調を記録する「スマホ健康メモ」のすすめ
同じ悩みを持つ飼い主さんのSNS記録を真似して、我が家では日々のブラッシングの成果や愛猫の様子を、参考としてスマホのメモ帳に記録しています。
ブラッシングをした日と、抜けた毛の量(「今日はいつもより大玉の毛玉ボールが作れた」など)
使ったブラシの種類、愛猫の機嫌(嫌がらなかったか)
毛玉を吐いた日、フン(便)の中に毛が混じっていたかどうか
皮膚の色や状態(赤みがないかチェックした結果)
これを続けるうちに「うちの子は〇月に入ると急に抜け毛の質が変わる」「フンに毛が混じり始めたから、数日中に毛玉を吐くかもしれない」といった、我が子だけの明確な換毛バイオリズムが予測できるようになり、先回りしたケアができるようになりました。病院を受診するときも、先生にスマホの画面を見せるだけで日頃の毛球対策や皮膚の状態を正確に説明できるので本当に役立っています。
まとめ:個体差を大切に、最終判断は獣医さんへ
同じ猫種であっても、1年中平均して少しずつ毛が抜ける子もいれば、季節の変わり目にドレスを脱ぐかのように一気に抜け落ちる子もおり、毛の抜け方や皮膚のデリケートさには大きな「個体差」があります。ネットの「これを使えば一発で抜け毛がなくなる」といった極端な口コミを鵜呑みにして、デリケートな皮膚をゴシゴシと強く擦りすぎてしまうのは禁物です。
自宅での抜け毛対策(ブラシの種類、ブラッシングの長さ、毛玉ケアの導入など)を試すときは、「一度に変える要素を1つだけ」に絞ることで、何が愛猫の被毛と皮膚にとって一番優しく効果的だったのか原因の切り分けがしやすくなります。
ネットの情報はとても参考になりますが、自己判断で「ただの換毛期だろう」と放置し、猫ちゃんが毛球症で苦しんだり、皮膚炎を悪化させてしまっては大変です。抜け毛の量や、それに伴う嘔吐・皮膚の状態に少しでも不安を感じるときは、無理をせずかかりつけの獣医さんに相談して、プロの視点から適切なアドバイスをもらうのが一番安心ですよ。
※この記事は獣医師の診断に代わるものではありません。愛猫の皮膚の状態や体調に少しでも不安があるときは、必ずかかりつけの動物病院を受診してください。