猫エイズ(FIV)について、タイトルどおり「とは」「感染経路」「症状」「室内外飼いでの予防」の順で整理します。人間や犬には感染しません。

室内でくつろぐ猫の健康管理 — 猫の健康コラムのイメージ写真
猫エイズ(FIV)とは
猫免疫不全ウイルスによる感染症です。免疫が少しずつ弱くなり、風邪や口内炎を繰り返しやすくなることがあります。感染したすべての猫がすぐ重くなるわけではなく、無症状で長く暮らす猫もいます。
感染経路
- 咬み傷・深いひっかき傷(唾液・血液)——いちばん多い
- 屋外のキャリア猫との喧嘩
- 母子感染・交尾(まれ)
日常的なグルーミングや、食器の短時間の共有だけではリスクは低いとされています。多頭飼いでは食器・トイレを分けると安心です。
症状(段階の目安)
- 感染初期:発熱・食欲不振など風邪様(気づきにくい)
- 無症状キャリア期:見た目は健康なまま数年〜10年以上
- 体調不良が増える期:リンパ節の腫れ、口内炎、皮膚炎、下痢
- 進行期:体重減少、慢性の病気が重なる
完全室内飼いでの予防
- 窓・ベランダの脱走防止(網戸ロック)
- 去勢・避妊で喧嘩のストレスを減らす
- 新猫お迎え前にFIV/FeLV検査
- 年1回の健康診断
外に出す飼い(散歩・庭)での予防
- 他猫との接触を避ける(キャットウォーク単独利用など)
- 去勢手術は必須に近い
- 帰宅後の体調チェック(傷・腫れ)
- 可能なら完全室内への切り替えを検討
検査はいつ受ける?
保護直後、お迎え前、去勢前後。陽性でも「合否」ではなく、その子の暮らし方を決める情報です。仔猫は再検査が必要な場合があります。
正しく知ることが、過度な恐怖も無防備も防ぎます。気になるときは獣医に相談を。