「子犬を迎えた初日の夜、2時間おきに激しく鳴いて一睡もできなかった…」 「近所への迷惑も気になるし、鳴くたびにかまっていいのか分からない」と頭を抱えていませんか?
家族に迎えたばかりの子犬にとって、初めての夜はそれまでの環境(母犬や兄弟犬)から突然離された、人生最大の不安な瞬間です。
結論から言うと、子犬の夜泣きは「不安・寒さ・トイレ・空腹」のいずれかが原因です。寝床の環境を整え、夜のルーティンをパターン化してあげることで、我が家の子は4日目から徐々に鳴き止む時間が早くなりました。
今回は、我が家が試行錯誤した初日から1週間の夜泣き対策と、近所への配慮の工夫をブログで共有します!

夜泣きする子犬 — 寝床のイメージ写真
結論:「安全な寝床」と「予測できる夜の流れ」を作る
子犬を安心させる大原則は、「飼い主の気配を感じられる場所に寝床を置くこと」、そして「夜の行動パターンを一貫させること」です。
「鳴いたらすぐ抱っこしてリビングで遊ぶ」といった不規則な対応をすると、子犬は「鳴けば遊んでもらえる(要求吠え)」と学習してしまいます。「鳴いたときはトイレだけ済ませて、すぐに寝床へ戻る」という静かな一連の流れを作ることで、子犬も「夜は寝る時間なんだ」と予測できるようになり、不安が減っていきます。
我が家で実践した「4つの夜泣き対策&環境づくり」
SNS(InstagramやYouTubeなど)のドッグトレーナーさんや獣医さんの発信を参考に、我が家で効果のあった工夫です。
① 飼い主のベッドのすぐ横にクレートを置く
最初の数週間は、お部屋を分けるのではなく、飼い主の枕元やベッドのすぐ横にクレートを常設しました。 あえて目隠しのカバーをかけすぎず、子犬がふと目を覚ましたときに飼い主の顔が見え、気配を感じられる距離にすることが一番の安心材料になります。中には、ブリーダーさんから譲り受けた「母犬や兄弟の匂いがついたブランケット」を敷き詰めました。
② 寒さ対策に「湯たんぽ」を活用する
子犬は体温調節がまだ苦手です。エアコンで室温を22〜24℃に保つだけでなく、クレートの中にタオルで厳重に包んだペット用湯たんぽを入れてあげました。母犬や兄弟犬と体を寄せ合って眠っていたときの「ぬくもり」を再現してあげることで、驚くほど落ち着いて眠ってくれるようになります。
③ 深夜の「静かなトイレルーティン」
子犬のうちは膀胱が小さいため、夜中に尿意で目が覚めて鳴くことがよくあります。 我が家では、就寝前と深夜2時頃のタイミングで、声をかけずに静かにクレートから出し、トイレシートへ誘導。排泄が成功したら静かに褒めて、おやつを1粒あげたらすぐにクレートへ戻す、という「事務的なルーティン」を徹底しました。
④ 近所への事前挨拶と防音対策
日本のマンションや密集した住宅街では、夜泣きの声が響かないかヒヤヒヤしますよね。 我が家では、子犬を迎える前日に「明日から子犬を迎えるため、しばらく夜泣きなどでご迷惑をかけるかもしれません」と両隣や上下階の方へ一筆箋とお菓子を持って挨拶を済ませておきました。また、夜間は窓を完全に閉め切り、遮音カーテンを閉める防音対策も行いました。
我が家の子の1週間の変化(スケジュール)
同じ犬種であっても、新しい環境に慣れるスピードには大きな「個体差」があります。我が家の一例ですが、焦らないための参考にしてみてください。
1〜2日目: 90分〜2時間おきに激しく鳴く。トイレを確認し、短い声かけで対応。
3〜4日目: 鳴き始める間隔が3〜4時間に伸び、鳴き声も「クーン」という寂しげなものから、トイレを知らせる鳴き方に変化。
7日目: 環境に慣れてきたのか、初めて朝まで一度も鳴かずに夜通し眠ってくれる日を達成!
よくある質問(FAQ)
Q. かわいそうだから、初日から自分のベッドで一緒に寝かせてもいい? A. 初めのうちは安全のために「クレート」で寝かせることを強くおすすめします。 子犬はベッドから転落して骨折するリスクがあるほか、人間の布団の誤飲、夜中の甘噛み(家具やコードの破壊)の危険があります。まずは飼い主のベッドの真横にクレートを置き、成長やハウスのしつけの段階に合わせて徐々に距離を調整していくのが安全です。
Q. 鳴いたら毎回抱っこしてあげるべき? A. 基本は「短い声かけ(大丈夫だよ、と手を添える)」と「トイレの確認」に留め、過剰な抱っこは避けました。 鳴くたびに抱っこして部屋を明るくしてしまうと、興奮が冷めずに余計に目が冴えてしまう子もいます。ただし、パニック状態で息が荒くなっているときは、一度優しく抱きしめて落ち着かせてあげるなど、愛犬の様子(個体差)を見ながら強弱をつけるのがコツです。
体調不良のサインかも?大至急、動物病院へ行く目安
夜泣きだと思っていた鳴き声が、実は「どこかが痛い」「体調が悪い」という子犬からのSOSである場合があります。以下のような症状が一つでも見られた場合は、環境のせいにするのをやめ、すぐに獣医さんに診てもらってください。
キャンキャンという悲鳴のような鳴き方が止まらない、または鳴き声がどんどん弱々しくなっている
下痢(げり)や嘔吐(おうと)をしている
ぐったりして目がうつろ、体を触ると異常に熱い、または冷たい
ハァハァと口を開けて苦しそうに呼吸をしている
毎日の行動や環境を記録する「スマホ健康メモ」のすすめ
同じ悩みを持つ飼い主さんのSNS記録を真似して、我が家では子犬が我が家に来た初日から、参考としてスマホのメモ帳に毎晩の様子を細かく記録しています。
夜中に鳴いた時間と、鳴き止むまでにかかった分数
深夜のトイレで排泄ができたかどうか(うんち・おしっこの状態)
その日の室温、湯たんぽの有無、日中の運動量やごはんの量
これを記録しておくことで、「うちの子は日中に頭を使う知育玩具で遊ばせると夜よく眠る」「大体○時頃に尿意で鳴くんだな」といった、我が子だけの明確な生活パターンが見えてくるようになり、お世話の負担が劇的に軽くなりました。ワクチン接種などで病院へ行く際も、先生にスマホの画面を見せるだけで初日からの成長や健康状態を正確に説明できるので本当に役立っています。
まとめ:個体差を大切に、最終判断は獣医さんへ
子犬の性格や、それまでブリーダーさんの元でどんな風に眠っていたかによって、夜泣きの激しさや期間には大きな「個体差」があります。ネットの「うちは初日から一度も鳴かなかった」という体験談と比べて焦ったり、自分を責めたりする必要はまったくありません。
自宅での夜泣き対策(クレートの配置、防音グッズ、夜のおやつなど)を試すときは、「一度に変える要素を1つだけ」に絞ることで、何が愛犬の安心感に一番効果的だったのか原因の切り分けがしやすくなります。
ネットやSNSのしつけ情報はとても参考になりますが、自己判断で「泣いても完全無視!」を徹底しすぎて、子犬の低血糖や脱水症状、下痢などの異変を見落としてしまうのは一番危険です。愛犬の様子や日中の元気度、排泄の状態に少しでも不安を感じるときは、無理をせずかかりつけの獣医さんに相談して、プロのアドバイスをもらうのが一番安心ですよ。
※この記事は獣医師の診断に代わるものではありません。愛犬の様子や体調に少しでも不安があるときは、必ずかかりつけの動物病院を受診してください。